薬剤師が人間関係で悩んだらまず最初に目を通してもらいたい事柄

薬剤師はストレスが多い仕事だと言われています。

また薬剤師は休みが取りづらく、溜まったストレスを発散させる機会が少ないのです。

なので本来であれば欧米のように薬剤師も期間を決めて仕事にチャレンジしてキャリアを積んでから、更にステップアップした転職をするといったサイクルの方が心身ともに健康的に生活を送れるのです。

現在では調剤薬局を始めとした病院関係に多くの薬剤師が集中していて、製薬会社に勤めている薬剤師の数はごく少数です。

人間関係の悩みは些細なコミュニケーションのズレです。

あなたに非は一切ありません。

調剤薬局は今、市場では完全に飽和状態で多くの薬局が閉店しています。

全体的に薬剤師は新卒で調剤薬局・病院に就職するのですがその多くはストレスの多い職場なのはご存知でしょうか?

その理由として給与の低さが挙げられます。

人の命を預かるのにも係らず調剤薬局や病院の給与は(企業に比べて年収が200万〜500万円ほど)低く、フラストレーションが多いせいで職場の空気も慢性的な圧迫感とストレスに包まれています。

この記事では薬剤師が人間関係に悩む原因、居心地の悪さを感じた時の対処法や人間関係の修復の仕方、いじめについての分析や回避の方法を、人間行動学、心理学の観点からアドバイスをしています。

薬剤師が人間関係で悩む3つの大きな原因

薬剤師が人間関係で悩む原因の大半の原因は・・

  • ミスが許されず責任が重い
  • 閉鎖的空間
  • 人事異動がない

主にこの3つのマイナスポイントから引き起こされます。

ヒトは永続的にストレスが続く閉鎖的空間におかれると、他者を陥れることで自分の地位を築こうとする性質を持っています。

もちろん全員がそのような訳ではありませんが、そう言ったエゴを持つ人は一定の割合で存在しています。

ミスが許されず責任が重い

薬剤師は基本的にミスが許されません。

患者は薬剤師のことを信用して薬を処方してもらい、事実上人の命を預かる立場にあります。

民事責任を負う可能性も十分にありますし、実際にそうなったケースもたくさんあります。

そのため生活の一部である職場は慢性的にピリピリとしていることは少なくありません。

そのような調剤薬局で良好な人間関係など皆無で仕事をしている人は全員がストレスを抱えています。

知っておくべきことは、そう言った環境下では仕事そのものに悪影響を及ぼしやすいということです。

同じような職場でも場所が違えば人も違うことがよくあり、圧迫感のない環境でより一層仕事に集中することもできます。

閉鎖的空間

薬剤師の仕事はほとんどが閉鎖的な空間で行われます。

閉鎖的な空間で潤滑な人間関係を築くためには、そうでない場合に比べて積極的なコミュニケーションが必要になります。

コミュニケーションで最も必要なことは他者の気持ちになること。

そのためには自分がまず満たされていることがとても重要になります。

つまり今の職場で仕事をしている自分を心から受け入れているかどうかです。

もし職場に不満を抱いているのであれば、その原因を探ること、自分自身を変えることで解決するなら変えてみること。

やってみてダメなら環境そのものを変えること。

それが前向きにコトを進めるコツです。

人事異動がない

成長していて各地に事業所があるドラッグストアや企業などは別ですが、病院関係になるとほとんど人事異動がなくなってきます。

人の入れ代わりがほとんど無く些細な人間関係のもつれから大きなトラブルに発展しやすい傾向にあります。

そのため調和を乱さないために自分の言いたいコトをしまい込んで我慢してしまったり、特定の個人の悪口を陰で言ったりと陰湿なこともあります。

また人が流動しにくいシステム性を持つ職場では、どうしても緊張感に包まれた空気が生まれやすくなります。

人事異動がほとんどない職場だと、あらゆる要素が重なり合って気付くと大きなストレスとなることがあるので気をつけた方が良いでしょう。

そこが居心地が悪いと感じたら・・

もし今いる職場の環境が悪いと感じるのであれば、今の状況を知るために何かアクションを起こしましょう。

そのまま何もせずに問題を放っておいては絶対にいけません。

些細な問題であれ、人間関係で生じた摩擦は時間が解決することは絶対にありません。

何かおかしい、違和感を感じる、そのような小さなサインを見逃さない意識を持つことが大切です。

人間関係のトラブルは早めの段階であるほど修復がしやすいのです。

そこに居続ける意味を問いかける

もしも自分が在籍している職場環境が望ましくない場合は、無理に今の環境を美化させる行為はやめましょう。

例えば、

  • 不快な人間関係に対して、どこも実際はこんなものだと自分に言い聞かせる
  • 苦手な相手に対していつか自分の間違いに気付くだろうと一方的に期待する

このように現状を美化させることは、将来的に大きなトラブルを招く要因となりえます。

大げさではなく人としての尊厳、つまり自分自身の存在に関わることです。

長期的な目で見て今の環境は自分にとって損か得かを自分に問いかけて見て下さい。

答えが出た時には気持ちが整理されてすっきりします。

もしも現在の環境が自分にとって有害なのであれば思い切って転職することが何よりも大切なのです。

財を失うことは小さく失うことである。
名誉を失うことは大きく失うことである。
勇気を失うことはすべてを失うことである。

ゲーテ

特に問題があると思われるケース

問題がある閉鎖空間内での人間関係は修復がかなり難しくなります。

  • 人間性を疑うような言葉が日常的に使われる(例・人格を否定するなど)
  • 人間関係で信頼が大きく欠けている・もしくは赤の他人と同じように皆無
  • 無視をする

上記のような行いは人としてのモラルを大きく欠いた恥ずべき行為で耐える必要は一切ありません。

また長期にわたってそういった環境に居ると完全に麻痺してしまいそれが普通だと信じてしまうので要注意です。

早めに行動するほど本当の自分を取り戻すことができます。

居心地の良さは半分以上環境に左右される

職場環境が悪いのはあなたのせいではありません。

居心地の良さ・悪さの多くは環境で決定されます。

職場の空気として、人の入れ替わりが多いところでは比較的明るく心地よいものになりやすいですが、反対に入れ替わりが少なく人が滞留しやすいところでは人間関係に歪みが生じると薄暗く陰湿なものになりやすくなります。

それはあなた個人の責任ではなく、ただ環境がそうなりやすい、たまたまそうだったというだけのことが多いです。

大手転職サイトDODAが行った統計によると、約半数の人間が複数回の転職を経験した後に満足いく職場に行き着くということが分かります。

むしろ初めから理想の環境に出会えたのであればラッキーで、もし現在の職場に不満がある場合転職をする方が根本的な問題を解決するのには一番の近道の場合もあります。

まだ修復が効く人間関係

修復が効きそうな場合は頑張って修復を試みてみましょう。

ただし見極めはとても大切で、修復不可能な人間関係に対してだとただの時間の無駄に終わるので見切りをつけることも大切です。

まだ修復が間に合う人間関係には以下の点全てに当てはまる必要があります。

  • まだ知り合って日が浅い
  • 相手の良い点も知っている
  • 相手にも歩み寄ろうとする意思を感じる

上記のようにまだ修復できそうな人間関係であればしっかりと相手に向き合うことで解決できることが多くなります。

修復不可能な場合

どうやっても修復不可能な場合があります。

特定の個人、グループに完全に嫌われている場合、自分自身が拒否反応を示していまっている場合などはどうやっても修復するのは難しいので転職をした方が楽なこともあります。

仕事は継続するべきわけ

退職をしたにせよ仕事は必ず継続するべきです。

ごく稀に仕事そのものを放棄する人がいますが、仕事は必ず継続させましょう。

当たり前のことですが生きているだけでお金を使うのです。

いじめについて

集団の中においては自身のアイデンティティがある程度確立していない場合いじめが発生することがあります。

特にそれは集団への帰属意識が強い閉鎖的空間で起こりやすく、精神的に未成熟な人間が多く集まる場所、コミュニケーションを行わない環境(無言でいることが多い、ほとんど喋らないなど)などでも非常に多く発生します。

薬剤師のいじめはよくある

薬剤師のいじめは頻繁に起こります。

特に調剤室なんかはいじめが特に発生しやすい場所です。

以下は薬剤師がいじめに合う主なきっかけです。

  • 知らない間に悪い印象を与えてしまっている(挨拶をする・しない、何となく気にいらないなど)
  • 仕事に慣れるのに時間がかかり業務に支障をきたしている
  • 立場の違い(事務員と薬剤師、先輩と後輩など)
  • コミュニケーションが足りていない
  • 仕事に対する意識の違い

このように薬剤師がいじめに合う原因は実にたくさんあります。

その大きな理由は薬剤師の多くが圧倒的にコミュニケーションが苦手だという理由が挙げられます。

コミュニケーションの延長線上のいじめ

コミュニケーション上の小さな摩擦はどんな現場でも起こりえます。

例えばそれは薬剤師の間だけでなく、ビジネスマン同士の契約であれ、対顧客のサービスであっても発生します。

そのコミュニケーションで生じた小さな摩擦は更なるコミュニケーションによりカバーできますが、もしそれができないと、放置してしまうと後々大きな問題となっていじめという形の負のコミュニケーションに変わるのです。

人対人はどこまで行ってもコミュニケーションでしか意思疎通ができません。

出来ることであれば相手に良い気持ちを伝えることができるコミュニケーションを続けていきたいです。

回避の仕方

いじめとは少し話がずれましたが、もしも自分自身がいじめを受けていると感じるようであれば、それはもう環境を変えるしかありません。

一度そのような関係性が出来上がると、元に戻すことはとても困難です。

誰にでも人間関係につまづくことはあります。

環境を変えれば全てリセットできます。

これは逃げではなく、単に「要領よく生きる」というだけのことです。

実際には行動に起こすまでなかなか気付きませんが、職場の人間関係に悩んでいる薬剤師は転職を念頭において置くとスムーズにことが運ぶことが多いようですね。